井出刑事の体に湯田の白狐が取り憑いた姿。ベルトに描かれた狐の足跡に井出の手を重ねることで、「山口を守りたい」という意志が共鳴し、お互いの心が反映された姿へと「浸透」する。
足には、実際に狐が足を癒した湯田温泉の姿が、上半身には井出が初心を忘れていないことで、警察らしい色味のモチーフなどが表れている。
ちなみに、全身の狐のモチーフは10をゆうに超えると言われている。何匹いるか、君の目で確かめてほしい。
必殺技:湧く湧くラッシュ
温泉の元となる、地球の核の地熱を借りて、6000℃を自らの手に宿した状態で行う連続パンチ。
カンフーらしく「アチャー」と叫びながら放つ強力な攻撃だが、確実に熱がっており、ジコンナも相応のダメージを受けているように見える。
必殺技:ババンババンバスター
地熱の核の6000℃をジコンナの手からババンババンバンバン(ごん銃)に移すことで、陽気な音楽とともに熱エネルギーを充填させ、その口から攻撃させる。
ただし、ババンババンバンバン(ごん銃)の気分で攻撃内容が変わるので、口から何が出るかはその日のお楽しみである。
新米刑事。伝説の白狐が身体に取り憑いてしまった際、それに抗えず、川に沈みかけるが、謎男(薬師如来)に助けられたことで、白狐刑事ジコンナへと「成分浸透」する。
井出刑事を乗っ取ろうとした白狐の意思が封印された姿。井出刑事は相棒の名前が長いことが気に食わず、「ごん銃」と呼んでいる。語尾は「コン」。
人に取り憑くほどの強大な力があるこの狐を封印したのは、井出刑事なのか、それとも...。それは、また別のお話。
ローカルヒーローの世界を旅して周る謎男。白狐刑事ジコンナの世界で与えられた役割は、悠久の時を生きる「薬師如来」だった。
白狐伝説にも現れた薬師如来の力により、白狐の強大な力がババンババンバンバンとして封印され、井出刑事の命は「ジコンナシステム」という形で救われた。
彼は今後もキーマンとして、この世界に携わっていくこととなる...
自らを「外来種の頂点」と名乗る、ルールを全部無視するでんでん虫。
殻は硬度測定不能の頑丈さであり、ジコンナから放たれる必殺技により6000℃の熱を食らっても、当たりどころによっては無傷である。
この殻を維持するために、腰には炭酸飲料「Catai-Cara(カタイ・カーラ)」を常備しており、定期的に飲んでいる。この殻はメーターの役割もしており、現状、最高時速240キロで走る爆走カタツムリであることがわかっている。
腰のナイフは飾り。甘いもの、とりわけお菓子に目がない。
必殺技:MAXスピード・シェルスウィング
殻を振った重みが遠心力となり、さらに走り出すことで超高速スピンしながら相手に殻をぶつけていく攻撃。
ただし、ゼンゼンムシも急には止まれず、さらに目が回りしばらく戦闘不能になる「諸刃の剣」である。
山口市に住む「博士」が作った「交通安全AI搭載型アンドロイド」。朝の通学路を見守る「旗の当番」の負担を減らすべく開発された。
背中に信号機表示、頭に踏切ランプが付いており、靴は常に「白線の内側までお下がり」している。
横断旗は危険を察知することで切れ味を帯び、斧となる。これは万が一の事故から子どもたちを救うため、突っ込んで来た大型車さえも容易に切り捨てられる、「飛ぶ斬撃」仕様となっている。
博士はAIの調整に苦戦し、本アンドロイドを「失敗作」と呼んでいる。
必殺技:大・遮・断
全ての者を通さない信念で振り下ろされた横断斧から飛ぶ斬撃は、現状確認されている限りで最低2kmは飛ぶ。これをノーモーションで行うことから、いつ来るか判断が付きづらいという恐ろしさも秘めている。